商談・クロージング
商談・クロージング
商談は準備が8割。減点回避 × 結論ファースト × ポジティブから固める。
30秒で全体像
| 観点 | 一言 |
|---|---|
| 核心 | 信用度3%の状態から減点を避け、加点で信頼を積む |
| キーワード | 3フェーズ攻略 / 減点5回避 / 提案書50P / YES取り / Aor魅力的なB |
| 使う人 | FS / セールス全員 / 営業マネジャー |
| 読了目安 | 12-15分 |
商談3フェーズ攻略法(元マイナビMVP・株本氏)
graph TB
A[アイスブレイク<br/>意味のある話だけ] --> B[ヒアリング<br/>5分間と宣言・誘導尋問]
B --> C[提案<br/>結論ファースト・解決できます]
C --> D[クロージング<br/>ポジティブから固める]
style A fill:#e3f2fd
style B fill:#fff3e0
style C fill:#f3e5f5
style D fill:#c8e6c9
| フェーズ | やり方 |
|---|---|
| アイスブレイク | 意味のある話だけ。HP/SNS/YouTube事前確認、相手の直近活動に触れる。名刺交換しながら自然に |
| ヒアリング | 「5分間だけ」と宣言。予算・現状・成果物の3つを聞く。誘導尋問で勝てる土俵に |
| 提案 | 「解決できます」から入る。理由 → 具体メリット → 数値の順 |
| クロージング | ポジティブから固め、ネガティブを引き出さない |
問い合わせ経由なら約70%の受注率に持っていける。
初回商談 減点5つ・加点2つ(HubSpot営業信用度3%対策)
営業の信用度はわずか3%。初回は「減点方式」スタート。
減点5つ(避けるべきNG)
| # | 減点 | 対策 |
|---|---|---|
| 1 | つまらなそうに話す | スクリプトは「コア」。自分の言葉で。カメラを見る |
| 2 | 幼稚なアイスブレイク | 業界トレンド × 第三者の言葉。提案への結び目を意識 |
| 3 | それっぽい質問 | 「ありたい姿は?」NG。「感覚的にどんな?」OK |
| 4 | BANTを無理に押さえる | 付き合ってもないのに両親紹介と同じ |
| 5 | マシンガンデモ | 80%は興味ない。20%にカスタマイズして刺す |
加点2つ(信頼を勝ち取る)
| # | 加点 | 行動 |
|---|---|---|
| 1 | 欲しいと思うまで売りに行かない | 相談役になる。受注率10%なら残り90%との関係を作る |
| 2 | 知識量が全て | プロダクト × 業務 × 業界 の3知識。AIで事前準備 |
減点されないこと = 信用、加点されること = 信頼。究極は「この営業マンから買いたい」と思ってもらうこと。
基本テクニック8選
追いにはしない
追いにする = 失注すると思っていいくらい。その場で成約する ことを第一に。
1日変われば考えも変わる。だからこそ追わない。YES取り
こちら側から進めるのではなく、大事なセリフはお客様の口で言わせる。
自分の口で言うと意思が固まる。Aor魅力的なB
選択肢を2つ用意し、後者を選ばせたい選択肢にする。
最後に聞いた話の方が印象に残る。ギャップを埋める
金額を伝える前に他のものを比較して ギャップを埋める作業 を必ず行う。
または、何がなんでもやる状態まで持っていく。見込み高い相手に時間を割く
よくあるミスは見込み薄い相手に時間を使うこと。決まりそうな方ほど時間をかける。「簡単」「楽に」は使わない
営業上で「簡単」「楽に」NG。逆に「難しいよ」「大変だよ」を使う。これがスクリーニング。質問は結論で返す
質問されたら、まず 結論を一言で答える。背景は後。緊張したらゆっくり話す
緊張すると早口になる。あえて意識的にゆっくり、間を恐れない。
質問への完璧な回答術(2:6:2の法則)
お客さんは2:6:2に分かれる
① すんなり買う2割 ② 悩む6割 ③ 何しても買わない2割
セールスで磨くべきは「悩む60%にどう買ってもらうか」。
答える ≠ 答え方
「ただ正しく答える」は赤点。「答え方」が重要:
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 誠実な雰囲気で | 嘘がない印象 |
| 明るい表情で | 安心感を与える |
| 堂々と芯のある声で | 自信の現れ |
| 嫌味っぽくない声で | 相手を立てる |
悪い答え方 vs 良い答え方
悪い例:「そんなことないですよ。やったらやっただけ稼げます」
正論で論破 → 負けが確定良い例:「確かにその通りと言えばその通りです」
一度肯定して安心感 → 自分のペースに持ち込む正論で「論破」しても契約は取れない。 不安や疑いに寄り添った言い方が大切。
必殺コンボの3段階
graph TB
A[① よく出る質問への完璧な質疑応答を準備] --> B[② プレゼンに穴を作って質問を誘導]
B --> C[③ 完璧な回答とクロージングをセットで成約]
style A fill:#e3f2fd
style B fill:#fff3e0
style C fill:#c8e6c9
柔道のイメージ:相手の力を利用して同じ方向を向く。
ボクシングのカウンター(正面衝突)ではなく、柔道の一本背負い。「そうなんですよ。だからこっちです」と肯定して持っていく。
クロージングの再定義
クロージング = 意思決定させること
「やる」だけがゴールではない。「やらない」も意思決定の1つ。「決めよう」の方向に売りに行くことを防ぐ。
ポジティブから先に固める
ネガティブを引き出さない
興味を示している時に費用懸念をわざわざ引き出してはいけない。
まず「やりたいのはどれ?」と ポジティブな部分から固める。
懸念への対処法
| 型 | 内容 |
|---|---|
| ポジティブ上昇型 | 興味ポイントを深掘りし気持ちを高める |
| ネガティブ解消型 | 「これを解決できたらやりますか?」 がクロージングの型 |
「持ち帰りたい」への切り返し
「持ち帰る要因は何ですか?」と具体化させる。
相談相手がいるなら 「同席させてください」 と提案。
値引き交渉の原則
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 原則 | こちらから先に線を引かず、相手に先に引かせる |
| 「できない」と明確に伝える | + 必ず代替価値を提示 |
| 価値訳求型(今井さん) | 「100円は我々の覚悟であり必要投資」 |
| 付加価値型(三月さん) | 「ランチリスト作成・社員配布などサポート充実」 |
受注率100%の提案書
50〜60ページの提案書を無償で作成し、受注率100%を達成。
提案書の構成
表紙 → 目次(ページナンバリング必須)→ 前回議事録 → 現状整理
→ プロジェクト全体像 → As-Is/To-Be分析 → フェーズ設計
→ マーケ戦略15ステップ → 施策優先度 → クリエイティブ戦略
→ 体制図 → 見積もり → 会社情報
差がつく3ポイント
| # | ポイント | 効果 |
|---|---|---|
| 1 | ページナンバリング付き目次 | 「50ページ作ってきました」のボリューム感で感動を与える |
| 2 | 前回議事録を提案書に挿入 | 認識のすり合わせ不要、信頼感を醸成。差別化ポイント |
| 3 | As-Is/To-Be整理 | アクション・重要度・緊急度・優先度を高/中/低で整理 |
施策優先度マトリクス
| お金がかかる | お金がかからない | |
|---|---|---|
| すぐできる | 中優先 | 最優先 |
| すぐできない | 後回し | 中優先 |
8つの鉄則(実践メモ)
| # | 鉄則 |
|---|---|
| 1 | レスは最速。一次対応で爪痕を残す |
| 2 | 質問には結論で返す。ダラダラ説明しない |
| 3 | お客様は神様ではなくパートナー |
| 4 | 緊張したらあえてゆっくり話す |
| 5 | 質問は記録より対話に集中する |
| 6 | 情報は貰うだけでなく提供する |
| 7 | 自分からニーズがないと諦めない |
| 8 | 商談は 準備とスピードと対話力の掛け算 |
説明力で差をつける
事実と意見を明確に分けて伝える
良い例:「実際にあったことからお伝えします」「ここから私の考えです」とフラグを立てる
このフレーズだけで上司への報告の分かりやすさが劇的に変わる。
結論ファーストの5つの例外
| # | 場面 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 前提共有ができていない時 | 背景を一言添えてから |
| 2 | 交渉の場面 | 先に手札を切ると足元を見られる |
| 3 | 反論する時 | 「その視点ありましたね」で受け止めてから |
| 4 | 知的好奇心を刺激したい時 | 背景・データを先に示す |
| 5 | 相手が結論を求めていない時 | 事実だけ伝える |
トレンド → 特性 → お得感
営業・プレゼンの鉄板フレームワーク
① トレンド(現状の全体像)
② 特性(固有の強み)
③ お得感(相手にとってのメリット)
最後のお得感が欠けると相手は動かない。
営業研修の3本柱(トゥモローゲート西崎康平)
説得ではなく納得。高単価・無形商材ほど「誰が担当するか」が決め手。
| 柱 | ポイント |
|---|---|
| 寄り添った提案 | 課題は 指摘せず言わせる |
| 表現力 | ワーディング × 順番 × アクセント |
| クロージング力 | テンションが最も高い瞬間に ポジティブから クロージング |
ヒアリングの目的は「全部聞くこと」ではなく「相手に興味を持ってもらうこと」
課題が見つかったらすぐ提案に移る。初回ヒアリング最長10分、30分までにプレゼン、クロージングに最低20分残す。
今日からやるアクション
- [ ] 商談前に HP・SNS・YouTube を必ず確認
- [ ] アイスブレイクは 業界トレンド × 第三者の言葉 で
- [ ] ヒアリングは 「5分間だけ」と宣言
- [ ] 提案は 「解決できます」から スタート
- [ ] クロージングは ポジティブから固める
- [ ] 「〜と思います」を 根絶
関連ノート
- テレアポ — 商談獲得
- ヒアリング技術 — 7つの質問
- 初回商談 — 減点回避の完全ガイド
- 顧客対応・切り返し — タイプ別対応
- セールス _README