Claude_Code_セッション品質の差
なぜセッションによって「超優秀」と「めっちゃ無能」が分かれるのか
大串の実感「最近、動きが超良い優秀なセッションと、めっちゃ無能なセッションが分かれてる気がする」への答え。気のせいではなく構造的な差がある(2026-07-14 整理)。
30秒サマリ
「無能セッション」の正体 = コンテキストが重い/汚染された状態。
長い + 巨大ログを読んだ + 高速モード + エラー繰り返し
↓
指示を外す・固まる・英語混入 =「無能」に見える
「優秀」=まだ身軽(短い・読んだ量が少ない)。「無能」=重い。
差を生む主因(大きい順)
① コンテキストの重さ(最大要因)
会話が長い・大量のファイル/ログを読むほど劣化する:
- 最新の指示より過去の文脈に引っ張られる(例: 「github読み込んで」→勝手に着手)
- 細かい指示の追従が落ちる
- 英語が混ざる・固まる
→ 特に 巨大ファイル/ログの全読みは一気に重くする(だから引き継ぎは --handoff で機械抽出し、モデルに全読みさせない設計にした → 22_AI運用ルール/セッション引き継ぎ体制)。
最大の主犯=画像/スクショ(2026-07-15 実測で確定): 画像1枚 ≒ テキスト数千文字分のトークン。今日の重かったmikkeセッションは 画像365枚(表示確認の computer-use 129回+大串のスクショ)でコンテキストを食い尽くしていた。対比: CLAUDE.md 19KB + memory索引 26KB = 45KB(=画像数枚分)。「いらない情報の保存(memory)」は主因ではない——整理しても桁違いに効果が小さい。画像を減らすのが肥大対策の本丸。
設計=情報を3層で読む(大串案 2026-07-15): 情報は蓄積してよい・でも状況に応じて読む場所を絞る。【土台】CLAUDE.md=常時(全作業の前提・薄く固定)/【スコープ】スタートカード・関連ノート=その作業の時だけ(site_snapshot が該当リポだけ読む)/【詳細】個別memory・Vaultファイル=必要になった時だけ(オンデマンド)。状況に関係ない情報を読ませない。
② reasoning effort「高」+高速モード(固まりの主因)※2026-07-14 実証・最重要
reasoning effort「高」でツール実行(Bash/Read)が絡むと固まりやすい(8分・17分ハングの実例)。大串が effort「高」→「低」 に切り替えたら一発で解決し、サクサク動いた。
- システム作業(git操作・ファイル編集・デプロイなど"手を動かす"作業)は effort「低」推奨 — 複雑な推論が不要なので、低で速く・正確・固まらない
- 深い設計・分析・戦略相談は「高」でよい(じっくり考える価値がある作業)
- 高速モード(Fast)も同様にツール実行と相性が悪いことがある。まず effort「低」を試す
③ モデルの違い
セッションで Opus(賢い)か他かが違うと、地力の差が出る。
④ スタート地点の良し悪し
最初に現在地・ルールをちゃんと把握したセッションは終始優秀。曖昧・情報過多スタートは迷走。
⑤ 一度崩れると戻らない(汚染)
英語混入・誤動作が一度出ると、その悪い状態がコンテキストに residue として残り、以降ずっと調子が悪い。粘っても回復しない。
優秀に保つコツ(実用)
| コツ | 理由 |
|---|---|
| 表示確認のスクショを最小限に(肥大対策の本丸) | 画像1枚=テキスト数千字分。365枚で肥大した実例。数値/ファイル検証を優先し、スクショは要所だけ・毎回撮らない |
| 1セッション=1テーマ、こまめに区切る | 長くしない=身軽を保つ(特にデザイン調整など画像多用作業) |
| おかしくなったら粘らず新セッション | 汚染は回復しない |
| 巨大ファイルの全読みを避ける | 一気に重くなる |
| システム作業は reasoning effort「低」にする(最重要) | 高だとツール実行で固まる(8分/17分ハングの実例)。低で速く・正確・固まらない。深い相談だけ「高」 |
不安定なら高速モードを切る(/fast) |
ツール実行が安定する |
| 1システム=1セッション | 文脈の混線を防ぐ(既存ルール) |
関連
- Claude_Code_容量不足対策(容量・画像リサイズ)
- 22_AI運用ルール/セッション引き継ぎ体制(壊れたセッションの引き継ぎ2ルート)
- Claude_Code_handoff_コマンド仕様(区切りの引き継ぎ)