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04-02_ドメイン・公開作業

最終更新 2026年08月25日 / 21_ナレッジベース/マニュアル_ナレッジ/制作部署/04-02_ドメイン・公開作業.md

出典: 制作部署マニュアル ドメイン・公開作業(自動ミラー・正本は /Users/oogushiyuuki/manual-terasu)

このPhaseのゴール

Phase 1(公開準備)でチェックリスト完了したサイトを、実際にインターネット上に公開する。ドメイン接続から本番動作確認まで、納品として恥ずかしくない状態にする。

Phase 1 のチェックリストを 全部 化してから着手すること


公開作業の全体フロー

1. ドメイン手配(顧客 or SCALE代行)
2. Cloudflare Pages にデプロイ
3. カスタムドメイン接続
4. DNS設定(顧客のドメインプロバイダー)
5. DNS伝搬待ち
6. SSL証明書発行確認
7. リダイレクト設定(必要なら)
8. 本番動作確認(PC・スマホ・複数ブラウザ)
9. 公開アナウンス

→ 標準で 半日〜1日 で完結。


ドメイン手配パターン

パターンA:顧客が自分で取得(推奨)

観点 内容
名義 クライアント
取得・更新費用 クライアント実費
取得先 お名前.com / ムームードメイン / Xserver Domain 等
所要時間 5-30分
SCALEの作業 DNS設定の指示書を渡す

契約書(特約6項)通り。最もシンプル・解約時のトラブルゼロ。

パターンB:SCALEが代行取得

観点 内容
名義 クライアント名義(代行登録)
費用 クライアントから実費請求
取得先 お名前.com 等(SCALEのアカウントから)
所要時間 10-15分
注意 クライアントが「自分で管理したい」と言ったら名義移管対応

パターンC:SCALE名義で取得( NG)

→ 解約時にクライアントが困る・所有権トラブルの元。絶対やらない


ドメイン取得の手順(お名前.comの例)

ステップ1:ドメイン検索

  1. お名前.com で希望ドメイン入力
  2. 取得可能か確認
  3. .com / .jp / .co.jp / .net 等で在庫確認

ステップ2:購入

  1. カート追加
  2. 必須オプションのみ選択(Whois情報公開代行は無料の方を選択)
  3. 不要オプション全部チェック外す(メール・サーバー等)
  4. 決済

ステップ3:管理画面で設定

  1. Whois情報確認
  2. ネームサーバー設定(次のステップ)
  3. 自動更新ON推奨

ドメイン費用の相場

TLD 取得 更新
.com ¥1,000-1,400/年 ¥1,400/年
.jp ¥3,000-3,500/年 ¥3,500/年
.co.jp ¥3,500-4,000/年 ¥4,000/年(法人のみ)
.net ¥1,500-1,800/年 ¥1,800/年

→ クライアントの業種・規模に応じて推奨:
- 法人なら .co.jp がブランド的に強い
- スタートアップなら .com がモダン
- 日本特化なら .jp も選択肢


Cloudflare Pages へのデプロイ

前提

  • Cloudflare アカウント
  • wrangler CLI インストール済み

新規プロジェクト作成

# ローカルプロジェクトディレクトリへ
cd /Users/oogushiyuuki/customer-xxxxx

# プロジェクト作成
wrangler pages project create customer-xxxxx --production-branch=main

→ 「customer-xxxxx」がプロジェクト名。顧客名や案件名で命名

デプロイ

wrangler pages deploy . --project-name customer-xxxxx --commit-dirty=true --branch=main

→ デフォルトURL https://customer-xxxxx.pages.dev で公開される。

初回デプロイの確認

curl -s -o /dev/null -w "HTTP:%{http_code} TIME:%{time_total}s\n" "https://customer-xxxxx.pages.dev/"

→ HTTP 200 が返ればOK。


カスタムドメイン接続

Cloudflareダッシュボードでの設定

  1. Cloudflare DashboardWorkers & Pages → 該当プロジェクト
  2. Custom domains タブ
  3. Set up a custom domain
  4. ドメイン名入力(例:example.com
  5. Continue → DNS設定の指示が表示される

DNS設定の指示パターン

A. ドメインのネームサーバーをCloudflareに変更(推奨・最速)

  • Cloudflare 上で全DNS管理
  • SSL も自動・最速
  • メールは別途設定必要

B. CNAMEレコードを追加(既存ネームサーバーのまま)

  • お名前.com 等のDNSにCNAMEを追加
  • 既存メール等の設定はそのまま
  • SSL発行までやや時間かかる

→ TERASUの標準は B(CNAMEレコード追加)。顧客のメール環境を壊さないため。


DNS設定(顧客側ドメインプロバイダー)

CNAMEレコードの追加

種類 ホスト
CNAME @(または空白) customer-xxxxx.pages.dev
CNAME www customer-xxxxx.pages.dev

お名前.com の例

  1. お名前.com にログイン
  2. ドメイン設定ネームサーバーの設定DNSレコード設定
  3. 該当ドメインを選択 → 次へ
  4. DNSレコード設定 で以下を追加:
    - ホスト名:www、TYPE:CNAME、VALUE:customer-xxxxx.pages.dev
    - ホスト名:(空欄)、TYPE:CNAME、VALUE:customer-xxxxx.pages.dev
  5. 追加設定する

ムームードメインの例

  1. ムームードメインにログイン
  2. ムームーDNS → 該当ドメイン → 変更 または カスタム設定
  3. 設定2 に追加:
    - サブドメイン:www、種別:CNAME、内容:customer-xxxxx.pages.dev
    - サブドメイン:(空欄)、種別:CNAME、内容:customer-xxxxx.pages.dev
  4. セットアップ情報変更

Xserver Domain の例

  1. Xserver アカウントにログイン
  2. ドメイン契約一覧 → 該当ドメイン → DNSレコード
  3. 追加
    - ホスト名:www、種別:CNAME、内容:customer-xxxxx.pages.dev
  4. 確認追加

サブドメインで運用する場合

例:manual.example.com を使いたい

DNS設定

種類 ホスト
CNAME manual customer-xxxxx.pages.dev

→ メインドメインは別運用、サブドメインだけCloudflareに向ける。


DNS伝搬の確認

確認ツール

# Aレコード確認
dig example.com

# CNAMEレコード確認
dig www.example.com CNAME

# 特定のDNSサーバーで確認
dig @8.8.8.8 example.com

伝搬時間の目安

  • 通常:5分〜30分
  • 最大:48時間
  • 既にCloudflare DNS使用中:ほぼ即時

注意

  • TTL(有効期間)設定値次第で時間変動
  • 切り替え前に TTL を短く(300秒等)しておくと素早い

SSL証明書発行の確認

Cloudflareダッシュボードで確認

  1. Custom domains → 該当ドメイン
  2. VerifyingActive に変わるまで待つ
  3. 通常5-15分、最大24時間

ブラウザで確認

  1. https://example.com/ にアクセス
  2. アドレスバーの鍵マーク🔒
  3. Mixed Content(混在コンテンツ)警告がないか F12 → Console で確認

よくあるトラブル

症状 対応
SSL証明書エラー DNS伝搬待ち・Cloudflareサポート確認
Mixed Content警告 http://リソースを https:// に修正
「保護されてない通信」警告 Cloudflare SSL設定確認・Full/Strict推奨

リダイレクト設定

既存サイトからのリニューアル時

旧URLから新URLへ301リダイレクト:

Cloudflare Pages の _redirects ファイル

プロジェクトルートに _redirects ファイル:

/old-page/ /new-page/ 301
/about-us /company 301
/services/* /service/:splat 301

よくあるリダイレクト

  • http://example.com/*https://example.com/:splat(http→https)
  • https://www.example.com/*https://example.com/:splat(www→無し)
  • 旧URL構造 → 新URL構造

_redirects のシンタックス

[ソースパス] [ターゲットパス] [ステータスコード]
  • * ワイルドカード
  • :splat ワイルドカードの内容を引き継ぐ
  • 301 恒久的リダイレクト
  • 302 一時的リダイレクト
  • 200 プロキシ(URLは変えずに別ファイル表示)

本番動作確認

チェック項目

1. 全ページ HTTP 200 確認

URLS=("/" "/about/" "/service/" "/contact/" "/blog/")
for url in "${URLS[@]}"; do
  curl -s -o /dev/null -w "$url: HTTP %{http_code}\n" "https://example.com$url"
done

2. 表示確認

デバイス チェックブラウザ
PC Chrome / Safari / Firefox / Edge
タブレット iPad(横/縦)
スマホ iPhone Safari / Android Chrome

3. インタラクション確認

  • 全リンクが正しく動く
  • フォーム送信テスト(テストデータ・本物のアドレス)
  • メニュー開閉
  • スクロール動作
  • 動画再生(あれば)

4. ファビコン表示

  • ブラウザタブにロゴ表示

5. OGP プレビュー

6. メタタグ確認

  • title が表示されてる
  • description が設定されてる
  • canonical が絶対URL

公開アナウンス

クライアント向けメールテンプレート

○○様

お世話になっております。
TERASUの○○です。

ホームページの公開作業が完了いたしましたので、ご報告いたします。

▼ 公開URL
https://example.com/

▼ 確認をお願いしたいポイント
1. PC・スマホ両方で表示確認
2. お問い合わせフォーム送信テスト
3. 全リンクが正しく動くか確認

▼ 次のステップ
- SEO設定(Google Search Console・GA4)の作業に入ります
- 月次レポートは公開月の翌月1日からお送りします

ご不明な点ございましたらお気軽にご連絡ください。

何卒よろしくお願いいたします。

社内(Slack)アナウンス

:terasu: 公開完了
:globe_with_meridians: https://example.com/
:bust_in_silhouette: 顧客:○○様
:zap: 制作期間:4営業日
:writing_hand: 主担当:○○
:white_check_mark: 公開チェック全項目OK

Phase 2 完了判定

  • [ ] ドメイン取得完了(顧客名義)
  • [ ] Cloudflare Pages プロジェクト作成・デプロイ完了
  • [ ] カスタムドメイン接続完了
  • [ ] DNS設定完了・伝搬確認済
  • [ ] SSL証明書発行確認済
  • [ ] リダイレクト設定(必要なら)完了
  • [ ] 本番URL動作確認(PC・タブレット・スマホ)
  • [ ] 4ブラウザで表示確認
  • [ ] フォーム送信テスト完了
  • [ ] OGPプレビュー確認
  • [ ] クライアントへの公開アナウンス送信
  • [ ] 社内Slackで完了報告

→ 全部 なら Phase 3(SEO基礎設定) へ。


公開作業 NG

NG リスク
DNS伝搬待たずにアナウンス クライアントが「見えない」とクレーム
Mixed Content 残し ブラウザ警告で信用低下
既存ドメインのMXレコード(メール)を消す 顧客のメール停止・大事故
旧サイトを即削除 リダイレクト失敗時に困る
本番動作確認をスマホで省略 モバイルで崩れ・離脱
OGP画像なし/相対パス SNSシェアで画像出ず
SSL設定確認なし https警告でCV落ちる

トラブル時の対応

ドメインが繋がらない

  1. DNS伝搬確認(whatsmydns.net)
  2. CNAME設定確認
  3. TTL値確認
  4. Cloudflare のステータス確認

SSLエラー

  1. Cloudflare SSL設定確認(Full/Strict推奨)
  2. 証明書発行状況確認
  3. キャッシュクリア(Cloudflareダッシュボード)

表示崩れ

  1. ブラウザキャッシュクリア
  2. シークレットモードで再確認
  3. 異なるデバイスで確認

参考ツール

用途 ツール
DNS伝搬確認 whatsmydns.net
SSL確認 SSL Labs
OGP確認 ラッコツールズ
ヘッダ確認 securityheaders.com
全体ヘルスチェック Cloudflare Insights / Lighthouse