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02-02_配色設計

最終更新 2026年08月25日 / 21_ナレッジベース/マニュアル_ナレッジ/制作部署/02-02_配色設計.md

出典: 制作部署マニュアル 配色設計(自動ミラー・正本は /Users/oogushiyuuki/manual-terasu)

配色の基本ルール

色は感情を支配する。配色を間違えると、どれだけレイアウトが綺麗でも信用されない。

ブランドの印象は色で7割決まる(色彩心理学)


カラーホイール(色相環)の理解

色相環の基本配置

  • 赤 → 橙 → 黄 → 緑 → 青 → 紫 → 赤 の円環
  • 隣り合う色:類似色(調和・落ち着き)
  • 真反対の色:補色(強烈なコントラスト・目立つ)
  • 三角形配置:トライアド(バランス良い活気)

6つの定番配色テクニック

配色 特徴 使いどころ
モノクロマティック 1色相の濃淡だけ ミニマル・洗練
アナロガス(類似色) 隣り合う2-3色 自然・落ち着き
コンプリメンタリー(補色) 真反対の2色 エネルギッシュ・スポーツ
スプリットコンプリメンタリー 補色の両隣2色 バランス取れた活発さ
トライアド 三角形3色 カラフル・ポップ
テトラディック 四角形4色 多彩・複雑(上級)

60-30-10 ルール(配色比率の黄金則)

プロがほぼ全ての配色で使う比率

比率 用途
60% ベースカラー(背景・余白) 白 / 黒 / グレー
30% メインカラー(コンテンツ・カード) ブランドカラー
10% アクセントカラー(CTA・強調) 黄 / 赤 / オレンジ

→ TERASUのマニュアルサイトの場合:
- 60% = 黒(背景)
- 30% = 白(テキスト)
- 10% = 黄色(アクセント)

これがプロっぽい配色のシンプル公式


業種別 配色ガイド

コーポレート系(信頼・誠実)

  • メイン:紺・ネイビー・グレー
  • アクセント:赤・オレンジ・金
  • 例:銀行、保険、コンサル、士業

IT・テック系(先進・革新)

  • メイン:ブルー・パープル・ブラック
  • アクセント:シアン・グリーン・ライム
  • 例:SaaS、エンジニア向け、開発会社

美容・健康系(やさしさ・清潔)

  • メイン:パステルピンク・ベージュ・ライトグリーン
  • アクセント:白・ゴールド
  • 例:クリニック、エステ、ヨガ

飲食系(食欲・温かみ)

  • メイン:オレンジ・赤・茶
  • アクセント:黄・グリーン
  • 例:レストラン、カフェ、デリ

教育系(明るさ・成長)

  • メイン:青・緑・黄
  • アクセント:オレンジ・赤
  • 例:学校、塾、研修

エコ・サステナブル系

  • メイン:グリーン・アースカラー
  • アクセント:ブラウン・サンセットオレンジ
  • 例:環境企業、農業、自然食品

高級・ラグジュアリー系

  • メイン:黒・濃紺・濃緑
  • アクセント:金・銀・白
  • 例:高級ホテル、ブランド、富裕層向け

色の心理効果

心理効果 使い時
🔴 赤 情熱・緊急・食欲・愛 セール・限定・飲食
🟠 オレンジ 活気・親しみ・楽しさ キャンペーン・若年向け
🟡 黄 注意・明るさ・幸福 警告・注目させたいCTA
🟢 緑 安心・自然・健康・成功 環境・医療・OK表示
🔵 青 信頼・冷静・知性・安定 企業・金融・テック
🟣 紫 高貴・神秘・創造 高級・芸術・スピ系
⚫ 黒 高級・力・洗練 ラグジュアリー・テック
⚪ 白 清潔・純粋・シンプル 医療・モダン・余白
🟤 茶 安定・自然・温かみ エコ・伝統・木材系

→ ブランドに合った「気持ち」をクライアントにヒアリングしてから配色を決める。


コントラスト比(読みやすさの絶対ルール)

WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)の最低基準

要素 最低コントラスト比
通常テキスト(14px〜) 4.5 : 1
大きいテキスト(18px+) 3 : 1
UIコンポーネント(ボタン枠等) 3 : 1
AAA基準(推奨) 7 : 1

チェックツール

  • WebAIM Contrast Checker
  • Chrome DevTools の Color picker(自動でコントラスト比表示)
  • Figma plugin: Stark / Able

NG例

  • 白背景 + 薄いグレー文字(#CCC等)→ 読めない
  • 黄色背景 + 白文字 → 視認性最悪
  • パステルカラー + パステルカラー → 全部沈む

ダークモード対応(モダンサイト必須)

ダークモード設計の原則

  • 完全な黒(#000)は使わない#0A0A0A#121212 推奨(目に優しい)
  • テキストは完全な白を避ける#E5E5E5#F5F5F5 推奨
  • 影の代わりに「明度の段差」で立体感を出す
  • アクセント色はやや彩度を落とす(眩しさ防止)

CSS実装

@media (prefers-color-scheme: dark) {
  body {
    background: #0A0A0A;
    color: #E5E5E5;
  }
}

TERASU業種別カラーパレット(実用テンプレ)

テンプレート1: コーポレート(紺×金)

ベース  : #FFFFFF / #F8FAFC
メイン  : #1E3A8A (濃紺)
アクセント: #F59E0B (アンバー)

テンプレート2: クリニック(白×水色)

ベース  : #FFFFFF
メイン  : #0EA5E9 (スカイブルー)
アクセント: #06B6D4 (シアン)

テンプレート3: レストラン(茶×橙)

ベース  : #FAF7F2
メイン  : #78350F (茶)
アクセント: #EA580C (オレンジ)

テンプレート4: テック系SaaS(黒×紫)

ベース  : #0A0A0A
メイン  : #8B5CF6 (パープル)
アクセント: #22D3EE (シアン)

テンプレート5: 美容サロン(ピンク×ゴールド)

ベース  : #FFF7F5
メイン  : #EC4899 (ピンク)
アクセント: #D4AF37 (ゴールド)

ツール:配色を決めるサービス

ツール 用途
Coolors スペースキーで配色自動生成
Adobe Color 色相環ベースで配色提案
Tailwind Color Palette モダンWeb向けカラーセット
Color Hunt 人気の配色パターン集
Realtime Colors 実際のサイトに配色を試せる

チェックリスト:配色を決めたら確認

  • [ ] 60-30-10ルールに沿ってる
  • [ ] ベース・メイン・アクセントの役割が明確
  • [ ] テキストのコントラスト比が4.5:1以上
  • [ ] 業種・ターゲットの心理に合ってる
  • [ ] ブランドガイドラインに沿ってる(既存ブランドの場合)
  • [ ] 印刷時にも違和感ない(CMYK出力でくすまない)
  • [ ] 色覚多様性に配慮(赤緑色覚で見て情報が伝わる)

→ 全部 なら配色は合格。


やってはいけない配色NG

NG 理由
5色以上使う カラフルすぎて何が大事か分からない
ブランドカラーをCTAじゃないとこに使う アクセントが分散する
純粋な黒(#000)と純粋な白(#FFF)のみ 硬すぎる・古臭い
赤と緑の組み合わせ 色覚多様性で区別できない人がいる
背景色と文字色のコントラスト2:1以下 読めない
「お洒落だから」で淡い色だけ 視認性低・CVR下がる