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01-06_Claude 基礎知識

最終更新 2026年08月25日 / 21_ナレッジベース/マニュアル_ナレッジ/制作部署/01-06_Claude 基礎知識.md

出典: 制作部署マニュアル Claude 基礎知識(自動ミラー・正本は /Users/oogushiyuuki/manual-terasu)

Claude って何者?(基礎から理解する)

HP制作でClaudeを使いこなすために、「そもそもClaudeはどういう仕組みで動いているか」を押さえておく。ここを知らないまま使うと「なぜさっきの話を忘れるの?」「なぜ急におかしくなるの?」が謎のまま。仕組みを知ると、上手な使い方の理由が全部腑に落ちる。


Claudeとは

Claudeは Anthropic(アンソロピック) というアメリカのAI企業が開発したAIアシスタント。ChatGPT(OpenAI製)と並ぶ、現在世界最高水準のAIの一つ。

TERASUの制作現場では主に:
- テキスト生成(コピー・FAQなど)
- コードの生成・修正
- 分析・提案
- ファイル操作(Claude Codeを使う場合)

に使っている。


「セッション」とは何か

Claudeを使う上で一番重要な概念がこれ。ここを理解するかどうかで、使いやすさが全く変わる。

セッション = 「1回の会話のまとまり」

Claudeを開いて話し始めると、ひとつの「セッション」が始まる。そのセッション内での会話はClaudeが全部覚えている。

しかしセッションをまたぐと、記憶がリセットされる。

覚えている 覚えていない
同じセッション内 ✅ さっき話した内容・指示・ファイルの変更
別のセッション(新しく開いた) ❌ 前のセッションの会話は全部消える

人間でいうなら「セッション = 1日の会話」、「別セッション = 記憶喪失で翌日また会う」イメージ。毎回ゼロから自己紹介が必要。


セッションが長くなると精度が落ちる

Claudeが一度に処理できる情報量には上限(コンテキストウィンドウ)がある。

長時間使い続けると:
- 会話の最初の方の内容を「忘れた」ように振る舞う
- 指示が通りにくくなる
- 同じミスを繰り返す

これはバグではなく、情報の入れすぎによる仕様。解決策は新しいセッションに切り替えること(→ /handoff コマンドで引き継ぎ)。


1セッション=1HP。複数セッションで同じHPを触らない

別々のセッションで同じHPのファイルを同時に編集すると事故が起きる。

例:
- セッションAで「トップのキャッチコピーを修正してpush」
- セッションBで同時に「料金ページを修正してpush」
- 後からpushした側が、もう一方の修正を上書きして消す

GitHubが「どちらのpushが正しいか」を判断できず、どちらかが消える(コンフリクト)。

1つのHPは、必ず1人が1つのセッションで触る。
複数人で同時に制作する場合は、GitHubのブランチ機能で作業を分ける(GitHubの章参照)。


チャット版 と Claude Code の違い

Claudeには2つの使い方がある。どちらを使うかで、できることが大きく変わる。

チャット版(Claude.ai) Claude Code(ターミナル)
使い方 ブラウザで会話する ターミナル(黒い画面)で使う
できること テキスト生成・相談・コード提案 ファイル操作・デプロイ・コマンド実行まで全部
制作での使い方 コピー文作成・コード修正案をもらう HPの制作フロー(/hp-flow)を実行させる
ハードル すぐ使える ターミナルの基本を知っていれば使える

初心者はチャット版から始めてOK。制作に慣れてきて「もっと速く・もっと自動で回したい」と思ったタイミングでClaude Codeに移行すると、制作速度が段違いになる。


Claudeが「できること」と「できないこと」

Claudeを正しく使うために、何を任せていいか・何は自分でやるかの線引きを知っておく。

できること

カテゴリ 具体例
テキスト生成 キャッチコピー・会社紹介文・FAQ・ブログ記事
コード生成・修正 HTML/CSSの作成、エラー修正、スマホ対応
分析・提案 参考HPの分析、構成提案、SEO改善案
翻訳・整え 原稿を読みやすく整形、日本語→英語
ファイル操作(Claude Code) ファイル編集・デプロイ・コマンド実行

できないこと(してはいけないこと)

理由
インターネットのリアルタイム情報取得 基本的にはURLを開いて最新情報を取得する機能はない(Claude Codeは例外あり)
クライアントのサービス内容の"作り込み" Claudeは情報を知らない。ヒアリング内容を渡さないと当たり障りのない内容しか出ない
最終判断・承認 出力はあくまで「案」。品質チェックと意思決定は人間がする
個人情報・機密情報の入力 顧客の個人情報や契約内容はClaudeに入力しない

「なんか変」と感じたら早めに動く

Claudeの挙動がいつもと違う、と感じた時のサイン:

  • 同じ質問を何度しても別の(おかしな)答えが返ってくる
  • 「さっき言ったこと」を全く踏まえていない
  • 急に英語で返してきた
  • 出力が明らかに指示とズレている

これらはセッションが限界を超えているサイン。解決法は前の章「Claude使いこなしガイド」の「挙動がおかしくなったら」を参照。


まとめ

ポイント 内容
Claudeとは Anthropicが作ったAIアシスタント。テキスト・コード・分析が得意
セッション 1回の会話のまとまり。別セッションをまたぐと記憶はリセット
長いセッション 精度が落ちる。早めに /handoff で新セッションへ切り替える
1HP=1セッション 複数セッションで同じHPを同時に触ると事故る
チャット vs Claude Code 初心者はチャット版→慣れたらClaude Codeで制作を高速化
できないこと リアルタイム情報取得・個人情報入力はNG

Claudeは「魔法のツール」ではなく「情報を渡せば渡すほど賢く動くパートナー」。仕組みを理解した上で使う人なんとなく使っている人では、1ヶ月後に出せるクオリティが全く違ってくる。