💻 システム開発

2026-08-13_セットアップ手順

最終更新 2026年08月17日 / 31_システム開発部/SCALE_Rec/2026-08-13_セットアップ手順.md

SCALE Rec — 大串の手作業 2つ

システム側は全部できています。残っているのはアカウント操作が必要な2つだけです。
合計15分くらい。①→②の順でやってください。


① Google OAuth クライアントを作る(10分)

各メンバーが「自分のカレンダーを読ませる/自分のDriveに保存する」ための鍵です。
会社で1回作れば、全メンバーが同じものを使い回せます(メンバーごとの作成は不要)。

1-1. プロジェクトを作る

  1. https://console.cloud.google.com/ を開く(y-ogushi@scale-group.co.jp でログイン)
  2. 画面上部のプロジェクト選択(Google Cloudのロゴの右)をクリック
  3. 右上の 「新しいプロジェクト」
  4. プロジェクト名に SCALE Rec と入力 → 「作成」
  5. 作成完了の通知が出たら 「プロジェクトを選択」(上部の表示が SCALE Rec になればOK)

1-2. 使うAPIを2つ有効にする

  1. 左上のハンバーガーメニュー 「APIとサービス」「ライブラリ」
  2. 検索窓に Google Calendar API → 出てきたものをクリック → 「有効にする」
  3. もう一度「ライブラリ」に戻り、検索窓に Google Drive API → クリック → 「有効にする」

1-3. 同意画面を設定する

  1. 左メニュー 「APIとサービス」「OAuth同意画面」
  2. User Type は 「内部」 を選択 → 「作成」
    - ※「内部」が選べる=Workspace組織内だけに配れる状態。審査が不要になるので必ずこちら
  3. 入力する項目:
項目 入れる値
アプリ名 SCALE Rec
ユーザーサポートメール y-ogushi@scale-group.co.jp
デベロッパーの連絡先情報 y-ogushi@scale-group.co.jp
  1. 「保存して次へ」 → スコープ画面はそのまま 「保存して次へ」「ダッシュボードに戻る」

1-4. クライアントIDを作る

  1. 左メニュー 「APIとサービス」「認証情報」
  2. 上部 「+ 認証情報を作成」「OAuth クライアント ID」
  3. アプリケーションの種類 → 「デスクトップアプリ」 を選択
    - ※ここを間違えて「ウェブアプリケーション」にすると、後の連携でリダイレクトエラーになります
  4. 名前は SCALE Rec Agent「作成」
  5. クライアントIDクライアントシークレット が表示される
    この2つをコピーして私に渡してください(または下の1-5を自分でやる)

シークレットは鍵そのものです。Slackの公開チャンネルには貼らないでください。

1-5. 設定ファイルに入れて連携する

cd ~/dev/scale-rec/agent
cp config.example.json config.json

config.json を開いて、次の4か所を書き換えます。

"calendar": {
  "provider": "google",
  "client_id": "ここに クライアントID",
  "client_secret": "ここに クライアントシークレット"
},
"api": {
  "base_url": "https://scale-rec.pages.dev",
  "token": "(エージェント用トークン。~/dev/scale-rec/.agent_token●●●●●● に入っています)"
}

書けたら連携を通します。

python3 recorder.py auth

ブラウザが開くので、y-ogushi@scale-group.co.jp「許可」
「連携が完了しました」と出れば成功です(token●●●●●● が保存されます)。


② 音声の設定(5分・これをやらないと相手の声が入りません)

Macは仕様上「スピーカーから出ている音」をそのままでは録音できません。
BlackHole という仮想オーディオを間に挟んで、自分の耳に届く音を、同時に録音側にも流す設定をします。

現状はマイクしか録れていない状態です(実測 mean_volume -53.9dB=ほぼ無音)。

2-1. 複数出力装置を作る

  1. ⌘ + SpaceAudio MIDI と打って 「Audio MIDI設定」 を開く
  2. 左下の ボタン → 「複数出力装置を作成」
  3. 右側のリストで、次の2つにチェックを入れる
    - MacBook Proのスピーカー(普段使っている出力)
    - BlackHole 2ch
  4. 「MacBook Proのスピーカー」の行の 「ドリフト補正」にチェック(音ズレ防止)
  5. 左のリストで、作成された装置の名前をダブルクリックして SCALE Rec 出力 に変更

順番が大事です。マスター装置がスピーカー側になるようにしてください(一覧の上にある方がマスター)。

2-2. 出力先を切り替える

  1. メニューバー右上の コントロールセンター をクリック
  2. サウンド → 出力先を 「SCALE Rec 出力」 に変更

これで、音は今までどおり聞こえたまま、録音側にも同じ音が流れます。

音量調整はメニューバーからできなくなります(複数出力装置の仕様)。
音量は各アプリ側(Meet/Zoomの音量、YouTubeの音量など)で調整してください。
元に戻したいときは、コントロールセンターで出力先をスピーカーに戻すだけです。

2-3. 画面収録を許可する(初回のみ)

  1. システム設定プライバシーとセキュリティ画面収録
  2. 実行元のアプリ(ターミナル または Claude Code)を オン
  3. 求められたらアプリを再起動

2-4. ちゃんと録れているか確認する

何か音を鳴らしながら(YouTubeでも音楽でもOK)、次を実行します。

cd ~/dev/scale-rec/agent && python3 recorder.py test-record 10
ffmpeg -hide_banner -i ~/dev/scale-rec/agent/recordings/test.mp4 -af volumedetect -f null - 2>&1 | grep mean_volume

mean_volume が -50dB より大きければ成功です(例: -25.3 dB)。
-50dBを下回る場合は、2-2の出力先が「SCALE Rec 出力」になっているか確認してください。


③ 常駐させる(①②が終わったら)

cd ~/dev/scale-rec/agent
sed "s|__AGENT_DIR__|$PWD|g" com.scale.rec.agent.plist > ~/Library/LaunchAgents/com.scale.rec.agent.plist
launchctl load ~/Library/LaunchAgents/com.scale.rec.agent.plist
launchctl list | grep scale.rec

これで、カレンダーに入っている会議が自動で録画され始めます。
状況は管理画面で見られます → https://scale-rec.pages.dev/ (パスワード ●●●●●●

止めたいとき:

launchctl unload ~/Library/LaunchAgents/com.scale.rec.agent.plist

つまずいたら

症状 原因と対処
recorder.py auth でリダイレクトエラー 1-4でアプリの種類を「デスクトップアプリ」以外にしている。作り直してください
録画はできるが相手の声が入らない 2-2の出力先。コントロールセンターで「SCALE Rec 出力」になっているか
起動直後に落ちる 2-3の画面収録許可。agent/agent.log にffmpegのエラーが出ます
録画が始まらない require_meeting_url: true のため、会議URLの無い予定は対象外。agent.log の判定ログを確認
音量がメニューバーから変えられない 複数出力装置の仕様です。アプリ側で調整してください