📚 ナレッジベース

03-02_検索アルゴリズム

最終更新 2026年08月25日 / 21_ナレッジベース/マニュアル_ナレッジ/制作部署/03-02_検索アルゴリズム.md

出典: 制作部署マニュアル 検索アルゴリズム(自動ミラー・正本は /Users/oogushiyuuki/manual-terasu)

Google検索アルゴリズム

200以上の評価要因を組み合わせて、検索クエリに対する最適なページを順位付けする仕組み。

→ アルゴリズムの中身は完全には公開されていないが、Googleが公式に重視する要素は明確。


アルゴリズムの主要評価要素

1. コンテンツの関連性・質

  • 検索キーワードに対する適合度
  • 情報の網羅性・深さ
  • 独自性(コピペじゃない)
  • 鮮度(最新情報か)

2. E-E-A-T

  • Experience(経験)
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

3. 被リンク(バックリンク)

  • 質の高いサイトからのリンク
  • リンク元の権威性
  • アンカーテキストの自然さ

4. テクニカル要素

  • ページ速度
  • モバイル対応
  • HTTPS
  • 構造化データ
  • インデックス可能性

5. ユーザー体験シグナル

  • 直帰率
  • 滞在時間
  • 再訪率
  • CTR(クリック率)

6. ローカル要素(地域検索)

  • Google Business Profile
  • NAP情報統一
  • 地域名キーワード

コアアップデート(Core Update)

Googleが年に数回行う、アルゴリズムの大規模変更

直近の主要アップデート

アップデート名 影響
2024年3月 March Core Update AI生成低品質コンテンツ大量除外
2023年9月 Helpful Content Update 「ユーザーのため」のコンテンツ重視
2022年8月 Helpful Content Update(初版) 「人のために書かれた」を評価
2018年8月 Medic Update 医療・健康(YMYL)でE-A-T重視
2015年4月 Mobilegeddon モバイル対応を順位要因に

コアアップデート後にやること

  1. 順位変動を Search Console で確認
  2. 影響を受けたページを特定
  3. Google の公式声明を読む
  4. ユーザーファーストでコンテンツ再評価
  5. 必要ならリライト・統合・削除

重要:すぐ反応しない。3-4週間様子見してから判断。


ヘルプフルコンテンツアップデート(重要)

2022年以降、Googleが最も重視する考え方:

Google の公式メッセージ

人々のために書かれたコンテンツを上位表示する」

NGコンテンツ(評価を下げる)

  • 検索エンジンのために書かれた
  • AI で大量生成された薄いコンテンツ
  • 質より量重視
  • 顧客の質問に答えてない
  • 専門家でないのに専門ぶる
  • アフィリエイトのためだけの記事

OKコンテンツ(評価を上げる)

  • 専門知識・実体験をもとに書かれた
  • ユーザーの疑問に丁寧に答える
  • 独自の視点・分析・データ
  • 滞在後に「読んで良かった」と思える
  • 著者が明確
  • 質の高い文章

→ TERASUの場合:実際に顧客と仕事した経験ベースのコンテンツを作るのが王道。


E-E-A-T 詳細

Experience(経験)— 2022年に追加された

実体験ベースの情報か

示し方

  • 「実際に試してみた」「使ってみた」レポート
  • ビフォーアフター・スクショ
  • 失敗談・トラブルシューティング
  • 体験談(顧客事例・自社事例)

NG: 「SEO対策には●●が良いです」
OK: 「弊社サイトで●●を3ヶ月実施した結果、流入が180%増加しました」

Expertise(専門性)

書き手が専門家か

示し方

  • 著者プロフィール(資格・経歴)
  • 専門用語の正しい使用
  • 業界知識の深さ
  • 信頼できる情報源の引用

著者ページの例

著者:山田太郎
■ 役職:株式会社●● 代表取締役
■ 経歴:Web制作20年・1000サイト以上制作
■ 資格:Webクリエイター能力認定試験エキスパート
■ メディア掲載:日経クロステック・ITmedia

Authoritativeness(権威性)

業界内で認められてるか

示し方

  • 被リンク(質の高いサイトから)
  • メディア掲載・取材実績
  • 業界団体加盟
  • 受賞歴
  • Wikipediaに記載
  • 公式SNSのフォロワー数
  • 講演・登壇実績

Trustworthiness(信頼性)

情報源として信頼できるか

示し方

  • 運営会社情報の明示
  • 連絡先(住所・電話・メール)
  • 個人情報保護方針
  • HTTPS化
  • 透明性のあるビジネスモデル
  • お客様の声・口コミ

YMYL(Your Money or Your Life)

人の人生・お金に大きく関わる領域。E-E-A-Tが特に厳しく評価される

YMYL に該当する分野

  • 医療・健康
  • 金融・投資
  • 法律
  • ニュース・時事
  • 政治・選挙
  • 福祉・保険
  • 高額な購買決定(住宅・自動車)

YMYL 分野での対応

  • 専門資格保持者が監修
  • 出典・参考文献の明示
  • 最新情報への更新
  • 誤情報の即修正
  • 連絡先・運営者情報を充実

→ YMYL分野で素人ブログは絶対上位に来れない。


RankBrain(AIによるランキング)

Googleが2015年から導入したAIアルゴリズム。

役割

  • 検索クエリの意味を理解
  • 同義語・関連語を把握
  • 検索者の意図を推測

影響

  • 「ぴったり同じキーワード」より「意味が近い」コンテンツも評価
  • ロングテール検索でも適切なページを表示
  • ユーザー行動(CTR・滞在時間)を学習

キーワードを過度に詰め込まなくても良い。自然な文章で書く。


BERT(自然言語処理)

2019年から導入。検索クエリの「文脈」を理解。

  • クエリ:「2019 brazil traveler to usa need a visa」
  • 旧:単語の意味だけで判断 → 米国人がブラジル行く情報も表示
  • BERT後:「ブラジル人が米国行くにはビザ必要か」と正確に理解 → 適切な情報のみ

長い・複雑な検索クエリの理解度が向上した。SEO的には質問形式のコンテンツが刺さりやすくなった。


MUM(Multitask Unified Model)

2021年導入。マルチタスク・マルチモーダルな理解。

特徴

  • 75言語横断で情報理解
  • テキスト・画像・動画を統合解釈
  • 複雑なクエリ(例:「富士山を登った後、同じ難度の山は?」)にも答える

SEOへの影響

  • 画像・動画の情報も検索に活用される
  • 多角的・網羅的コンテンツが有利
  • 単発の記事より、関連記事群(クラスター)が評価UP

SGE(Search Generative Experience)

2023年から実験的に導入された、AI生成検索結果

仕組み

  • 検索結果の最上部にAIが生成した回答を表示
  • 引用元のサイトをリンクとして示す
  • 従来の検索結果はその下

SEOへの影響

  • 「引用元」として表示されるサイトが流入を獲得
  • AI生成回答に選ばれるためのSEOが新たな課題
  • 単純な「答えだけ」のコンテンツはAIで完結 → クリックされない可能性

対応戦略

  • 独自データ・体験談を入れて差別化
  • より深い情報を提供(AIで完結できないレベル)
  • 構造化データでAIに情報構造を伝える

ローカル検索アルゴリズム

地域名を含む検索や、現在地に基づく検索のアルゴリズム。

主要要因

  • Google Business Profile の最適化
  • NAP情報(Name・Address・Phone)の統一
  • 地域名 × サービス名のキーワード
  • 口コミの数・質・返信率
  • 写真の充実
  • 営業時間の正確性

→ 詳細はチャプター9「ローカルSEO」で。


モバイルファーストインデックス

2021年から完全移行。モバイル版を主に評価する仕組み。

対応必須

  • レスポンシブデザイン
  • モバイルでのコンテンツがPC版と同等
  • モバイル速度の最適化
  • タップ範囲44px以上

→ PC版だけ作ってモバイル手抜き = SEO的に致命的。


アルゴリズム変動の確認方法

順位変動チェックツール

ツール 用途
SISTRIX 大規模アップデートの傾向把握
SEMrush Sensor 日次の変動度合い
namaz.jp 日本の検索変動
Google Search Console 自サイトの実データ

→ 「最近順位が下がった」時に自サイト固有の問題か、業界全体の変動か判別できる。


公式情報源(Googleの最新情報)

情報源 内容
Google Search Central 公式ドキュメント・SEO公式情報
Google Search Liaison(X) Search広報の公式アカウント
Google Search Central Blog アップデート公式発表
Search Quality Raters Guidelines 検索品質評価ガイドライン

ここ以外の情報は鵜呑みにしない。SEO業界は憶測・伝説が多い。


アルゴリズム変動への耐性をつける方法

王道:ユーザーファースト

  • 検索意図に正確に答える
  • 独自の価値ある情報
  • 読み手の使いやすさ最優先

NG:小手先テクニック

  • キーワード詰め込み
  • 被リンク購入
  • AI で大量生成

アルゴリズムは変わるが、「ユーザーに価値提供」は変わらない


直近のSEOトレンド(2024年〜)

1. AI 生成コンテンツとの戦い

Google は AI 生成低品質コンテンツを大量除外。AI は使ってもよいが人による編集・実体験追加が必須。

2. 動画コンテンツの重要性UP

YouTube動画が検索結果に頻出。テキストだけでなく動画も SEO の一部に。

3. E-E-A-T のさらなる強化

特に Experience(経験) が新たに重視。実体験ベースのコンテンツが有利。

4. ローカル検索の精度向上

「近くの○○」検索が増加。Google Business Profile の重要性増。

5. 音声検索・対話検索

スマートスピーカー・音声入力増。自然な質問形式への対応が必要。

6. SGE(生成AI検索)

従来のSEOに加え、AIに引用される設計が必要に。


アルゴリズム理解のチェックリスト

  • [ ] E-E-A-T を理解してる
  • [ ] コアアップデートの存在と影響を把握
  • [ ] ヘルプフルコンテンツアップデートの意味が分かる
  • [ ] YMYL 分野での厳格さを理解
  • [ ] モバイルファーストインデックスを意識
  • [ ] 自サイトの順位変動を Search Console で確認できる
  • [ ] 公式情報源(Google Search Central)をフォロー
  • [ ] アルゴリズム変動時の対応手順を持ってる
  • [ ] AI生成コンテンツのリスクを認識

SEO都市伝説(信じない方がいいこと)

都市伝説 真実
「文字数2000字以上が必須」 質次第。短くて1位もある
「キーワード密度3%が最適」 詰め込み禁止。自然に書け
「メタキーワードは効く」 Googleは10年以上前から無視
「ドメインエイジが古い方が有利」 関係薄い。質次第
「サブドメインはサブディレクトリより劣る」 状況による
「ソーシャルシグナルが直接ランキング要因」 直接ではない(間接的影響あり)
「Bingは無視していい」 ChatGPT等の引用元として重要に

公式情報以外のSEO情報は半分疑え